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マイケルがコカインの売人だったことが頭をよぎった。
「落ち着いてくれ、聞き取れない。もっとゆっくりとしゃべってくれ」
ただならぬ様子に、私は自分の心拍数が上がっていくのを感じた。しかし、マイケルはなおも聞き取れないほどの大声でわめき散らしている。とても怖い。間違いなくただならぬことが起こっている。
次は、「JAIL(刑務所)」という言葉が聞こえた。私は、背筋が冷たくなった。これは三面記事に載るかもしれない。
「とにかく、そこに行くから場所を教えてくれ」
私が懇願すると、マイケルは居場所を告げた。その場所は高速道路だった。私はすぐにタクシーを飛ばして向かった。
私が着くと、マイケルは私を殴りつけそうな勢いで言った。
「ガソリンが切れて、止まったじゃないか!! どうしてくれるんだ!!」
なんだ、ただのガス欠かと思ったが、マイケルは顔を真っ赤にして私をなじる。
本当か嘘かはわからないが、マイケルの住んでいたアメリカでは、高速道路で車を停めると罰金を払うか、刑務所に入らないといけないようだ。