子供たちを見つめる「不審な車」

 他にも、別の来訪者から「分電盤が火を起こす」と警告を受けたり、クリスマスが近づくにつれ学校帰りのソダー家の子供たちを見つめる男たちが乗った不審な車両が止まっているのを直で目撃したこともあった。

 こうした状況から、ジョージはムッソリーニ信奉者の移民によって自宅を放火され、5人の子供たちを連れ去ったと考えるようになった。

 ジョージとジェニーの夫婦は独自に私立探偵を雇い、火災を調べ直す。結果、現場の調査に当たったフェイエットビル消防署が子供たちの骨を見つけたものの、その事実を何らかの事情で隠蔽しているのではないかという噂が出回っていることが判明。

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 そこで夫婦はFBIに手紙を書き、改めて調査をしてくれるよう懇願したが、当時のFBI長官、ジョン・エドガー・フーヴァーは「協力はしたいが、このケースは地域性が強く、本局の捜査権限が及ぶものではない」と、この申し出を拒否する。

 疑念が晴れないまま、火災から4年が過ぎた1949年のある日、雑誌を見ていたジョージは驚愕する。誌面に掲載されていたニューヨークのバレエダンサーたちの写真に映っていた1人が、四女ベティに酷似していたのだ。そこで彼はニューヨークに何度も足を運び、その少女との面会を求めるが、逆に不審者扱いされ確認を断念するしかなかった。