のっけから東京人の無知をさらけ出すことになるが、東京に暮らしている身にとっては山口県の新幹線駅は、どれもナゾめいている。

 そもそも、山口県内を走っているのは山陽新幹線だ。東京~新大阪間の東海道新幹線よりもさらに先。博多行きの「のぞみ」も走っていて東京直結ではあるが、ちょっぴり縁遠い地域であることは間違いない。

 山口県内の新幹線駅でもっとも知られているのは、新山口駅だろう。訪れたことがなくても、横浜にとっての新横浜、大阪にとっての新大阪みたいなものだろうという程度には想像がつく。何より、新山口駅には「のぞみ」が停まる。

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 が、他にも県内には4つの新幹線駅がある。ほとんどが「のぞみ」の停まらない小さな駅だ。そんな中、新山口駅ほどではないけれど「のぞみ」が停まる駅がもうひとつ。山口県の東南部、瀬戸内海に面する周南市のターミナル・徳山駅である。どんな駅なのだろうか。

ナゾの新幹線駅「徳山駅」には何がある?
広島駅から徳山駅へは「のぞみ」で20分強だ

ナゾの新幹線駅「徳山駅」には何がある?

 徳山駅のある周南市は、もともとは徳山市といった。それが2003年、平成の大合併で周辺の市町と合併して周南市として再出発。約13万人の人口を抱える、下関市・山口市・宇部市に次ぐ県内第4位の都市だ。

 ……と書いたがつまり、徳山駅は山口県を代表するターミナルのひとつなのだ。それをナゾめいているというのは、東京人の偏見に他ならない。徳山駅に「のぞみ」が停まっても、何の不思議もないのである。