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「もうガマンできないの……」
A子さんは一計を案じ、下腹を押さえて女子トイレに駆け込み、そこから携帯で110番通報した。
「助けてください。今、焼肉店のトイレにいるんです。私を保護してください。お願いします!」
男のあまりに苦しい言い訳
しばらくすると、外で松永が自分を呼んでいる声が聞こえてきて、「何してるんだ。他のお客さんに迷惑だろう。早く出て来い!」と扉をドンドン叩いた。
「早く来てください。また男に捕まってしまいます。助けてください……」
「もう警察官が向かっていますから。そこで待っていてください」
松永は女性店員を呼びに行き、事情を知らない女性店員は「お客さん、どうしたんですか。出てきてください!」と何度もノックしてきた。ガチャガチャとドアノブを回すたび、A子さんは生きた心地がせず、個室内で震え上がっていた。
松永は店舗スタッフにデタラメな説明をしていた。
「僕の彼女が入っているんです。彼女は時々具合が悪くなって、倒れることがあるんです。一刻も早く救出しないと、大変なことになります」
松永は踏み台を使って個室の上から顔を覗かせ、乗り越えてこようとした。