「五輪で金メダルを獲る人はやべぇ人たち」
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いやいやながらも勝ちたいと思ったので、練習に真摯に取り組んだ。かつて五輪で結果を出した人たちがどんな練習をしていたのかも、聞きに行ったという。
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――メダリストの人たちは、練習内容とかを教えてくれるものなのですか。
福士 普通に教えてくれますよ。それで野口(みずき)さんがやったメニューを聞いてやったんですけど、1日で潰れました(苦笑)。うちの監督の鬼メニューよりもやばかった。
五輪で金メダルを獲る人はやべぇ人たちだと思いましたね。でも、「その練習ができたらレースはすごく簡単だったよ」って聞いたので、そのくらいやらないといけないのかなと思ったんですけど、できないもんはできない。
マラソンは向いていないのかなと思いながら、(メダリストの人たちに)マラソンとの向き合い方とかメンタルのことを聞いていました。
――オリンピアンで、これはすごいなって思った人はいましたか。
福士 高橋尚子さん、Qちゃんです。Qちゃんは根っから走るのが好きなんですよ。
練習が終わってからは自由時間なんです。でも、Qちゃんは練習は仕事、自由時間は好きなことができるっていうので、「行ってきます」と言って2時間ぐらいジョグに行くんです。
一緒に練習した時、「えっ、また走るの? 練習しんどいし、終わったんだから寝させてくれよ」って思いました。
たくさん食べて臨んだ大阪国際で優勝、「最後は、飯かよ」
――練習やメンタル面以外にもマラソンの難しさを感じたりしましたか。
福士 よく、「食え」って怒られましたね(笑)。トラックだと試合前、別に食べなくてもいけるんですけど、マラソンはエネルギーを溜めないといけない。でも、私はあまり食べられなかったんで、よく30km過ぎにエネルギー切れで失速していました。
これじゃいかんって食べるようになって、大阪国際で優勝できたんです。食べたもの? ご飯です。最後は、飯かよって思いましたね(笑)。でも、エネルギーになるゼリーを食べたり、いろいろ工夫していました。マラソンって、やることが多いんです。一番面倒くさい競技だと思いますね。
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練習や食事に取り組んだ結果、2013年大阪国際女子マラソンで2位(のちに繰り上げ優勝)になり、モスクワ世界陸上では3位で銅メダルを獲得した。
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