『進め!電波少年』の前説をしている最中に、「南北アメリカ大陸縦断ヒッチハイク」のスタートを突如告げられ、1年2カ月に渡ってチリからアラスカまでをヒッチハイクで旅したお笑いコンビ「ドロンズ」の大島直也(55)。

 タレントとして活動する彼に、相方・石本武士との出会い、なにも知らされずに猿岩石らと受けていた『電波少年』のオーディション、後に知ったヒッチハイク企画始動までの用意周到な計画などについて、話を聞いた。

大島直也さん ©文藝春秋 撮影・石井知佑

――ピコ太郎こと古坂大魔王さんから、ドロンズを組むことになる石本さんを紹介されたとのことですが。

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大島 日本映画学校の俳優科を卒業するにあたって、ちゃんとお笑いをやるんだったら相方が必要だなってことで、古坂に相談したんですよ。

「卒業したらお笑いやりたいんけど、相方にいいやつ誰かいないかな」って聞いたら、「面白いデブがいるから会ってみる?」って言われて。

 石本は渡辺正行さんの劇団「劇団七曜日」のオーディションを受けて、そのまま渡辺さんの個人事務所にいたんですよ。渋谷ラ・ママで渡辺さんがやっていたお笑いライブの手伝いなんかもやっていて。

相方との初対面は「あんまり感じ良くねえなあ」

――会ってみて、ビビッと。

コンビ結成当初、石本さんへの第一印象は「あんまり感じ良くねえなあ」だった

大島 いや。初対面の印象は、なんだか不愛想で「あんまり感じ良くねえなあ」って(笑)。

 でも、2人で古坂の家に行ってネタを書いてみたんです。「警察の取り締まりってお題で、2人ともネタ作ってみて」って古坂に言われて。

 僕はストーリーは書けるけど、ボケが弱かったんです。一方の石本はボケはいっぱい書けるけど、ストーリーが得意じゃない、浅い感じ。「じゃあ、これ2つ混ぜたら面白いんじゃないの」って混ぜて、「警察の取り締まり」という初めてのコントが出来上がったんです。