――落ちたと確信するほかないですよね。
大島 面接が終わって、「これ絶対落ちたな」と。そのオーディションに、猿岩石、Take2さん、風林火山さん、DonDokoDonさんとか、5組いたんですよね。で、蓋を開けてみたら猿岩石が「ユーラシア大陸横断ヒッチハイク」に行っちゃって。「あ、あのオーディションでこれだったのか。怖!」って。
――猿岩石の活躍を見て、羨ましさみたいなものは。
大島 受かったこと自体は羨ましいなと思いましたね。でもそれと同時に、オーディション受けた1カ月後に同じマセキだったファンキーモンキークリニックがやっていた『ウリナリ』の前説を奪えたんですよ。さらに1カ月したら「電波少年の前説もちょっとやってみて」と言われて、掛け持ちでやるようになって。
前説やって終わった後、猿岩石の旅の収録を袖で見ながら、「俺らだったらこうするな。どんな状況でも芸人として見られたいよな」とか「どこの国に行っても、こいつらバカだなって思われたいよな」なんて2人で話してましたね。
知らぬ間に張られていた「ヒッチハイク行き」の伏線
――そのさなか、事務所からコンビ名の変更を命じられます。
大島 マセキに入ってからも、「D.R.U.G.」ってコンビ名でやってたんです。それまでなにも言われてなかったのに、事務所から急に「ドラッグという名前は良くないから変えた方がいい」と言われて。コンビ名の案を事務所に持って行くんですけど、そのたびに全部却下されるんですよ。要するに海外でヒッチハイクさせるのに「DRUG」はヤバいって話なんですよ。でも僕らはそんな予定があることを知らないから「え、いまコンビ名を変えるんですか?」って感じで。
ある時、会長が考えたという漢字3文字がバーっと書かれた紙をマネージャーが渡してきたんですよ。
見たら「非常口」とか「四角形」とか、「3文字だったら何でもいいのかよ!」みたいな。後日、事務所に行ったら、ホワイトボードに「桃太郎」って書いてあって。チーフマネージャーから「よし! 今日からお前らは桃太郎だ」と言われて。
