――子供なら追い払えそうな気がしないでも。

大島 それができても、後から親玉が来たら怖いので。幸い、金じゃなくて「食いもん、食いもん」と言ってきたので、もらったお菓子を全部渡したら、納得して去っていきました。それが初襲撃ですね。プンタ・アレーナスの空港からヒッチハイクした車に銃が積んであって、それを見た時も「怖い国だな。日本とは違うなあ」と痛感しましたね。

ディレクターがボコボコにされて血だらけ、財布もとられ…

――ウルグアイではディレクターも襲われたと。

ADVERTISEMENT

大島 モンテビデオのビーチで寝床を探していたら、若い男3人に「タバコ持ってないか?」と聞かれて、「持っていない」と答えてその場から去ったんです。で、ディレクターは僕らの後ろ姿を撮るために少し離れたんですよ。

 「何だこの野郎!」とディレクターの怒鳴り声が聞こえて振り返ったら、ディレクターがそいつらと戦闘態勢に入っていて。

 近寄ろうとしたら、1人が瓶を割って振り回してきたんですよ。「ヤバ!」となったら、100メートルくらい先から警察が笛を吹きながら走ってきて、そいつら警官が来る間にディレクターをボコボコにして血だらけにして、さらに財布を抜いて逃げていきました。

ブエノスアイレスで仲良くなった子供たちと

――たしか、コロンビアでも被害に。

大島 いろいろありすぎなんですけど、特にコロンビアはヤバかった。個人的には、唯一もう行きたくない国です。首都ボゴタに夕方に到着したんですけど、街にいる人があきらかにラリっていてフラフラしてて。僕らを見るや「日本人、日本人!」って叫びながら、棒切れを振り回して追いかけてきたんですよ。

「この街ヤベえ、野宿はできない!」と思って、ペルーでテレビ出演した時に稼いだお金があったので、安ホテルに泊まって。一安心したら、今度は向かいの部屋の奴が「俺だよ! 俺だよ!」ってドアをドンドンドンと叩いてくるんですよ。ボロホテルだから、ドアが壊れそうになって。