――同行していたディレクターとは揉めたりしませんでしたか?

大島 僕と石本の共通の敵でしたね(笑)。僕たちが何時間もかけて車を捕まえたのに「カメラ回ってなかったから、その車パスして」とか平気で言うんですよ。それでイライラが溜まって。

 アルゼンチンで乗せてもらった車にピザがあって、食べたらお腹を下して入院したんです。1週間入院して回復したんですけど、会計が高くて。内訳を聞こうとしたら、ディレクターから「おい、ケチケチしないで払えよ」と言われて。こっちはケチケチしないと、旅を続けられないじゃないですか。

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2人の後ろに写っているのが同行していたディレクター

堪忍袋の緒が切れ「この旅はやめます」と伝えるとディレクターの意外な反応が

――そこで堪忍袋の緒が。

大島 ブチッと切れて、「もうギブアップします。この旅はやめます」と。お金を払ってギブアップして、番組関係とはなく自分たちだけで旅を続けます、とブチ切れました。

 だけど僕も冷静になって、「ここで終わるのはチャンスを無駄にするな」と。石本は「男が一度言ったからには」と頑固でしたけど。

「腹を割って話せるかどうかで決めよう」と石本を説得して、ディレクターと話をすることにしました。

 次の朝、ディレクターがカメラを回しながら登場してきて。僕らが心を閉ざして突っぱねていたら、ディレクターが「ごめん、俺も頑張ろうと思ってやってたんだよ」と泣き始めて。そこで理解し合えて、旅を続けることになりました。

――1年2カ月の旅を終えて、1997年12月31日にゴールして帰国。久々の日本を見て、どんな思いが。

大島 完全に浦島太郎状態でした。「SHAZNAってなんだ?」って聞かれて「食べ物?」って答えたり、たまごっちやエヴァンゲリオンの流行も知らなくて、番組で面白がられました。

 自分でも驚いたのが、下半身のことですね。フツフツと性欲が戻ってきて勃起したんですよ。やっぱりヒッチハイクしてた時って死ぬか生きるかの状態で、そういう時には性欲って出てこないもんなんだなあって、しみじみ思いましたね。

次の記事に続く 「今のうちに友達のような状態で別れた方が…」元ドロンズ・大島直也(55)が超名門家系の元妻に切り出された離婚の理由と、現在の不思議な関係

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