大谷翔平はベーブ・ルース級

「僕も少年野球の時、二刀流をやっていました。少年野球の時はなんとも思わなかったんですが、中学生になったらそれができなくなり、高校生になるともっとできなくなった。プロに近づくほど分業化されるなかで、翔平さんは世界最高レベルであるメジャーでも二刀流をやっている。

 投手に聞くと投げた次の日というのは体が動かないと言っていましたが、翔平さんは動かないどころか打者で出場して本塁打を打つ。そういう選手っていうのは、今までベーブ・ルースさんしかいないわけですからね。翔平さんの体の仕組みは、ベーブ・ルースさんをゾンビとして生き返らせて取材をしたほうがいいと思うんです。今の時代クローンもできてるし、トランプ大統領にお願いしてやってみようかなと思っています」

 大谷の痛めた箇所はニーキャップといわれるところ。膝蓋骨のことで、いわゆる膝の皿の部分。日によって痛みが違い、登板を回避する前は辛抱しながらやっていたという。ただ、ロバーツ監督は「左膝の水を抜いて炎症を抑える処置はするが、DHとして出場を続けるには支障がない」としている。つまり左膝は打撃時には問題がなく、投球時に踏み込んだ左足の膝に負担がかかるために違和感が生じているということのようだ。

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「マウンドには傾斜がありますからね。100キロ近い体重の翔平さんが傾斜から倒れ込むことで重心が移動し、踏み込んだ左足やお尻周りは大きな負担がかかる。長いシーズンを戦うためには、翔平さんの周りのドクターたち、そして家族のケアが不可欠。食事、睡眠などすべてのことを使ってリカバリーして、次の日、そしてまた次の日と休まず出られている。これは途轍もないこと。尋常ではありません。

 日々活動している翔平さんからすれば、関節の緩みっていうのは必ずくると思います。膝の故障っていうのはアンサー。体が悲鳴を上げている証拠だと思います。それをなんとかやりくりしながらやられているのが翔平さんのすごいところです。オールスターブレイクは、翔平さんの中にはファンの皆さんには申し訳なく思うつらい気持ちもあるでしょうが、賢明な、素晴らしい判断でした」

次の記事に続く 「ブーイングが起きない」「敵からも愛されている」野球解説者・川﨑宗則が「大谷翔平はミッキーマウスを超えた」と熱弁するワケ