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1人目の男
1人目はクリストファー・ワイルダー(事件当時19歳)。
事件2年前の1963年にシドニーの海岸で起こしたレイプ事件で有罪判決を受け、事件当時は被害者2人と同じウェスト・ライドに在住、ビーチをうろつくような生活をしていた人物だ。
目撃証言に基づく若い男性の似顔絵と容姿が似ており、事件数週間前、シドニー近郊のショッピングセンターで15歳の少女に「ワンダ・ビーチに行こう」としつこく誘っていた。
ワイルダーは1969年にアメリカに移り住み、フロリダで電気技師・建設業を営みながら、女性を「モデル撮影」と偽って誘い出す手口で性的暴行を重ねていた。そして、1984年2月から4月にかけ12人以上を誘拐・強姦し、このうち少なくとも8人を殺害。4月13日にニューハンプシャー州で警察との銃撃戦中に死亡した。
警察はその残忍な手口からワイルダーを最重要容疑者と睨んでいたが、前記した精液サンプルの紛失などでDNA検査は不可能となった。
2人目は事件当日、ウェスト・ライドにある友人の祖父母宅を訪れ、容疑者の似顔絵とも似ていたデレク・パーシー(同16歳)。