「このウスバカヤロウ!」――。17歳で無断外泊の反省として右小指の「えんこ詰め」を敢行。だが病院での治療はペンチで骨を切除する激痛の連続だった……。
NPO法人代表として「生き直し」の道を歩む著者の新刊『先生は、元極道』(彩図社)より、極道の日常と指詰めの衝撃的な真実を抜粋して届ける。(全2回の2回目)
◆◆◆
極道という生き方
みなさんは極道と聞くと、どういうイメージがあるでしょうか。
とにかく怖い人、暴力的な集団、乱暴者……大部分の方がそういうイメージを持っているのではないでしょうか。
一般に、極道は反社会勢力とされていますし、映画やドラマに登場する極道もそういう描かれ方をすることが多いので、悪いイメージを抱かれるのも当然だと思います。
ただ、一口に極道といっても、色々な組織があります。
たとえば、大都市の極道は、僕の感覚では世間一般のイメージに近い組織が多いように思います。都会には様々な利権があります。その利権を巡って様々な組織がぶつかるので、暴力で解決するといったことも起きてしまいます。
また、最近は極道に対する締め付けが厳しくなったこともあってか、オレオレ詐欺や闇バイトなどに手を染める組織も出てきているようです。僕が現役だったときは、極道がそうしたことでお金を稼ぐなど考えられないことでした。
でも、それが地方の極道になるとだいぶ様子は違いました。
