奢るべきか、奢らざるべきか。デートの際、男性なら一度は悩んだことのあるテーマだろう。それと同時に女性も、男性から奢ってもらう際の仕草は難しいところ。マッチングアプリ「D3(旧ダイン)」の創業者・上條景介氏によると、男性が一発で冷める“女性の奢られ仕草”があるという。
上條氏の新著『なぜ出会いは増えたのに結婚できないのか マッチングアプリ創業者がデータで明かす、選ぶ技術・選ばれる技術』(光文社)より一部抜粋してお届けする。
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結局、男が奢るべきなのか?
初デートには、二大論争がある。
1つは「サイゼリヤはありかなしか」論争。そしてもう1つが、これから語る「奢り奢られ」論争だ。SNSでは定期的にこの話題が燃え上がり、そのたびに男女が場外乱闘を繰り広げている。
まず、大前提を確認しておきたい。我が国は、男女平等の国である。日本国憲法第14条は「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別……により差別されない」と高らかに謳っている。
それだけではない。1979年には国連で女子差別撤廃条約が採択され、日本も1985年にこれを批准。同じ年に男女雇用機会均等法が制定され、翌年から施行された。国際社会を巻き込み、半世紀近い歳月をかけて、我々は性別による差別のない社会を築き上げてきたのである。
その崇高な理念のもとに生きる令和の独身男女が、今、頭を抱えている難問がある。
「初デートの会計、どっちが払う?」である。ある意味では、これは男女平等社会における最後にして最大の論争である。
論理だけで考えれば、答えは明白だ。男女は平等なのだから、割り勘が筋である。実際、誰しもが頭ではそう思っている。
ところが、だ。この問題、論理では片づかない。
過去10年以上にわたり多くの女性にインタビューをしてきて、僕がたどり着いた結論はこうだ。これは感情の問題である。
