ストーカー被害やアイドル活動での解雇…苦労が続いた高校時代

――高校時代には、大変な経験もあったそうですね。

千歳 一度高校に入ったんですが、学校の生徒からストーカー被害に遭って、通えなくなってしまい、別の高校に入り直しました。

 最初の学校では学級委員になって、生徒会にも推薦されていたんです。でも結局、活動できまま辞めることになってしまいました。

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©深野未季/文藝春秋

――その間に、実際にアイドルとして活動していた時期もあるんですよね。

千歳 はい。学校を辞めて次の受験までの間、地元のアイドルグループに4、5か月ぐらい所属していました。ステージにも立ちました。ただ、私がやりたいアイドルじゃなかったんです。

 レッスンがなかったんですよ。私は趣味でダンスをやっていたんですけど、ほかのメンバーにダンス経験者がほとんどいなくて、私が教える側になってしまって。

――アイドルとして入ったのに、ダンスを教える側になったんですか。

千歳 そうなんです(笑)。しかもステージに出る直前に「これ、今から歌うから覚えて」と歌詞を渡されることもありました。レッスンも練習もないまま、いきなりステージに立たされるような感じで。私はもっとちゃんとやりたかったんです。

 それでもう一人、ダンス経験のある子がいたので、その子と一緒に「もっとこうした方がいいと思います」「こういう練習がしたいです」と提案していました。そうしたら、解雇されてしまいました(苦笑)。

「じゃあ絶対に高校を出てやる」

――その頃も、お母さんとの関係は悪かったそうですね。

千歳 はい。学校もストーカー被害で辞めざるを得なくなって、アイドルもうまくいかなくて、母との関係も悪くて。全部が嫌になって、自暴自棄になっていました。そのときに「家を出たい」と思って、母とけんかしたことがあります。それが一番最初に家を出たいと思ったときでした。15歳の頃ですね。

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――でも、実際には家を出なかった。

千歳 出たところで一人では生きていけないと分かっていたので。母からは「高校は出ておきなさい」と言われましたし、別のときには「高校を出ないなら今すぐ家を出ていけ」とも言われたんです。でも私、意外と負けず嫌いなので(笑)。そう言われたことが悔しくて、「じゃあ絶対に高校を出てやる」と思いました。

次の記事に続く 「深夜1時に駆けつけたのに『ありがとう』もなくて」暴力によって負った“顔の歪み”、妹への虐待を経て…27歳コスプレイヤーが「母との分籍を決意した理由」

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