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交渉成立の裏にあった巨人と楽天の利害
一方、10月22日のドラフト会議終了後から、球界では「楽天がガチで捕手を探している」という話が駆け巡った。
「今季100試合出場で主戦捕手だった太田光の国内FA権行使が確実視される中、支配下登録された捕手3人を相次いで戦力外通告したのです。『石井(一久)GM、懇意にしている巨人から捕手を引っ張りそうだね』との噂がずっと出ていました。当初は別の捕手の獲得を申し出たのですが交渉は不調に終わり、代案で浮上したのが甲斐の獲得だったといいます」(パ・リーグ球団関係者)
交渉成立の裏には、こんな駆け引きも。
「さすがに残りの年俸約9億円をそのまま楽天に負担させる訳にもいかず、巨人がある程度負担する形で話がまとまったといいます。新監督を迎えて戦力を整理したい巨人と、青学大からドラフト1位で指名した強肩強打捕手・渡部海の教育係込みで使える捕手が欲しかった楽天の利害関係が一致したのです。21年、正捕手の立場を追われて楽天に金銭トレードされた炭谷銀仁朗と同じパターンですね」(同前)
トレード決定後に「求められているものをしっかりやる」と恩返しを誓った甲斐。巨人に“飼い殺し”にされずに済んだベテランは来季、3年ぶりにパ・リーグへ戻り、古巣ホークス打倒のために再び大砲を放てるか。



