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朝9時から夜6時まで、ずっと踊ってました

――ところで、石橋さんは小さい頃からバレエを習っていたそうですね。

石橋 バレエは4歳からやっていました。最初は母に連れられて、習い事のひとつとしてやっていたんですけど、13歳の時に「ちゃんとやらなきゃ」って自覚してバレエダンサーを目指し始めて、15歳で海外にバレエ留学したんです。

 

――何がきっかけで「ちゃんとやらなきゃ」って思ったんですか。

石橋 12歳か13歳のときにバレエダンサーの服部有吉さんに直接教わる機会があったんですが、そこでまさに「バレエやりたいんだったら、ちゃんとやらなきゃだめだよ。もっと自覚してやらなきゃだめだよ」って言われたんです。その頃は、なんとなくぼんやりとバレエダンサーになりたいって夢を見ていただけだったんですよね。

――留学したのはそれがきっかけ。

石橋 はい。中3でアメリカのボストンに行って2年間。そのあとカナダのカルガリーに2年間いました。特にカルガリーでは朝の9時から夜の6時までずっとバレエやモダンダンスの練習をしていました。

「高峰秀子さんのエッセイが好きです」

――ひたすらバレエの勉強の日々。

石橋 インターネットで通信教育を受けていましたが、それ以外はずっと踊ってました。でも最初の1年は、なかなか思っていることを英語で喋れなくて、ホームシックでした。特にアメリカは自分の思いをちゃんと言わないと、何も考えてない意思のない人だと思われちゃうんですよね。それが辛くて。でもだんだん喋れるようになって、現地の友だちもたくさんできました。