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“有村架純の恋敵”18歳小野莉奈が語る「女優になりたいってお父さんにいつ言うか問題」

小野莉奈18歳「学校帰りのインタビュー」 #1

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女優になりたいってお父さんにいつ言うか問題

――家族に反対されたりはしなかったんですか?

小野 女優になりたいってことを、お父さんにいつ言うかは大きな問題だったんですよね……。2年前になりますけど、あの年のクリスマスイブあたりから、いつ言おうかなって悩んでは部屋のドアの前で立ち止まって「明日だな」ってやめる。その繰り返しを1週間くらい続けてました。

 

――かなりタイミングに悩んだんですね。

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小野 実はもうオーディションは最終審査まで進んでいて、さすがに伝えなきゃならない段階だったんです。それでうちはお父さんさえオッケーなら、だいたい大丈夫なので、戦略は練りに練りました(笑)。

――で、結局いつ言ったんですか?

小野 2016年から2017年に年が替わるタイミングで「お父さん、あのさあ……」って。でも最初っから本題に入れなくて、全然違う話をしたりしてました。お父さんも、なぜか私が正座しているので変だなって思っていたみたいです。あとから聞いたら「お金が欲しいのかなって思ってた」って(笑)。それでしばらくしてから「私、やりたいことがあって……」って、ようやく切り出して。

 

――ああ、緊張しますね。

小野 ところが「あっ、いいんじゃない」って軽い感じで言われちゃったんですよね。こっちは最終審査まで進んでることも知らずに「まあ、難しいと思うけど」とも言ってた(笑)。だから合格して、事務所の社長と私とお父さんで「三者面談」することになったときには、びっくりしてました。

 

有村さんが司会している「紅白」を夢見るように見ていた

――お父さんと話した2016年の大みそかって、有村さんが初めて「紅白歌合戦」の司会をしていた日ですよね。

小野 そうです、そうです。「お父さんに話さなきゃ、今晩話さなきゃ」って焦りながら、その一方で「有村さんと同じ事務所に所属できるのかもしれない、同じ仕事ができるのかもしれない」って、夢見るような気持ちで紅白を観ていたんですよね。

――けっこう運命的な大みそかですね。

小野 たしかに。2016年の大みそかが私にとっての「運命の日」だったって思えるように、がんばっていい女優にならなきゃですね。

#2へ続く)

 

写真=鈴木七絵/文藝春秋

おの・りな/2000年東京生まれ。2017年1月にフラームのオーディションに合格。2017年8月にドラマ『セシルボーイズ』で女優デビュー。主な出演作にドラマ『先に生まれただけの僕』、『コールドケース2~真実の扉~』、映画『三つの朝』、『アンナとアンリの影送り』、『テロルンとルンルン』、『ういらぶ。』。LINE社WebCM「【告白ムービー】好きなんて、言えるわけない。」など。

“有村架純の恋敵”18歳小野莉奈が語る「女優になりたいってお父さんにいつ言うか問題」

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