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熊谷、馬場、遥人…元阪神・横田慎太郎が語る同世代の“ゆかいな仲間たち”

文春野球コラム ペナントレース2020

2020/09/21
note

将来はチームを背負うようなピッチャーに

 今年リリーフで活躍している“馬場ちゃん”も実は同世代なんです。結婚を機に1軍で投げるようになって、すごいですね。支えるものがあると人は強くなると言いますが、馬場ちゃんも無関係ではないはずです。しびれる場面で登板して、抑える場面も増えてきて……“馬場ガッツ”も最高ですよね。でも、実は2人でがっつり話し込んだりしたことはないんですよね。不思議なイメージがあって、なかなか近づけませんでした。後は噛まれないようにちょっと距離を置いてました(笑)。いきなり噛んできそうなんで。

今年リリーフで活躍している馬場皐輔

 最後は(高橋)遥人について。遥人はリハビリもずっと一緒にやってましたし、一緒に過ごす時間が多かったですね。トレーナーさんに聞いたんですが、遥人は、故障で心が折れそうになった時に自分のことを刺激にしてくれてたみたいなんですが、僕も遥人からパワーをもらってました。やっぱり、肘が良くなって試合に戻った時は、僕も嬉しいし、自分も試合に出たいなと思う気持ちは強くなります。今年も1軍ですごいピッチングを続けているのも、毎回楽しみにしています。

 今年1月にファンミーティングを開いた際にも、遥人はビデオメッセージをくれて嬉しかった。普段は、皆さんがイメージしてるような、カワイイ感じなんですが、マウンドに上がったら本当に別人になります。投げてるボールもあんなカワイイ雰囲気とギャップがありすぎるぐらい、それはえげつないボールで。紅白戦とかで対戦することは無かったんですが、周りからの噂ですごいことは聞いていて、実際、ブルペンとかシート打撃で後ろからボールを見たら本当に次元が違うんです。きっと、将来はチームを背負うようなピッチャーになるんじゃないかと思ってますし、なって欲しいです。

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 他にも同世代には藤谷、島田、石井もいます。みんな揃って食事とかに行ったことは無かったんですが、今年、熊谷や馬場ちゃん、遥人が1軍で活躍しているのを見ると、一度は一緒に甲子園の1軍のゲームに出てみたかったなと思ったりはしますね。その夢はもう叶わないんですが、引退してチーム全体のことはもちろん気になるんですが、同じ寮で生活していた仲間の姿は本当に見ていて力になりますし、これからも期待しています。シーズンも半分を過ぎましたが、同世代が1軍に“集結”するのを楽しみに待ちたいと思います!

構成/チャリコ遠藤

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