X氏は「これほど、人を小馬鹿にした話はない」
他方、X氏は同日、「朝日新聞」などの取材に対し「トラブルは解決していない」と反論を展開した。当初X氏は、小室さんが一方的に文書をマスコミに公表したことに「これほど、人を小馬鹿にした話はない」と語って強い怒りをあらわにしていた。
私が取材を通じて把握しているX氏の主張のポイントは3つある。第1に、X氏は「返してもらうつもりはなかった」という趣旨の発言はしていないという。第2に、小室さん側から一切接触がないまま文書が公表されたことに大変驚いている。第3に、婚約期間中に提供した金銭を、なぜ小室さん側が贈与だと考えているのか、その理由を知りたい、というものだ。
小室さんは文書で、「報道されている問題に関する母と私の認識は以上のとおりですが、私も母も元婚約者の方からご支援を受けたことには今も感謝しておりますので、今後は元婚約者の方からご理解を得ることができるよう努めたいと考えております」としたが、これは「返金しない」ことについて理解を得られるよう努める、と書かれているように読める。
X氏は、2012年9月頃に佳代さんと婚約を解消し、約1年後の2013年8月頃に婚約期間中に小室さん親子に対して援助した約400万円(生活費や小室さんの大学の費用、留学費用、アナウンススクールの費用など)の返金を文書で求めており、佳代さんはそれに対して「貴殿から贈与を受けたものであって貸し付けを受けたものではありません」という文書をもって返金に応じなかった。そしていまだに、X氏は返金を求める主張を続けているのだから、一般的に考えて「解決済み」の問題であるとは到底言えない状況だろう。