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20歳で鹿島の10番 安部裕葵が明かす「ジーコさんに肩を叩かれたあの日」

鹿島アントラーズ・安部裕葵選手インタビュー#1

2019/03/08

 Jリーグにおいて今、最注目の若手と言っていいだろう。

 プロ2年目の昨シーズン、鹿島アントラーズのアジア制覇に貢献し、クラブ・ワールドカップの準々決勝では北中米カリブ海王者のグアダラハラのゴールに美しいミドルシュートを叩き込んだ。

 Jリーグ・ベストヤングプレーヤー賞にも輝き、迎える今シーズン、背番号が30から10へと変更された。ジーコ、レオナルド、ビスマルク、本山雅志、柴崎岳、金崎夢生といった錚々たる顔ぶれが付けてきたエース番号を託された男――安部裕葵とは何者なのか。今年1月に20歳になったばかりのホープの今に迫った。(全2回の1回目/#2へ続く

鹿島アントラーズの新10番・安部裕葵選手

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JリーグのMVPや得点王を目指すくらいじゃないと

――プロ3年目を迎えました。1年目はリーグ戦13試合1得点、2年目は22試合2得点。ここまで、思い描いたような成長を遂げられていますか?

「何も思い描かずに(プロの世界に)飛び込んだので、順調とも言えますし、もっとできたんじゃないかな、とも言えます。それは僕の考え方次第。ただ、あまり振り返らないタイプなので、今は特になんとも思ってないですね」

――では、昨シーズン、Jリーグベストヤングプレーヤー賞に輝きましたが、そうした賞にも興味がない?

「いや、嬉しかったですけど、ベストヤングプレーヤー賞を目指していたわけではないですから。僕自身は、まだ若かろうが、JリーグのMVPや得点王を目指すくらいじゃないと、って思っています」

――昨シーズンの開幕前は「チームを引っ張っていくくらいの気持ちでやりたい」と誓ったそうですが、今シーズンはどんな心構えで臨んでいますか?

「チームとして2年間、国内タイトルを獲れてないので、やっぱり国内タイトル、特にリーグ優勝を狙って、みんなで戦っていきたい。そこだけですね。個人としてどうするかは、特に何も考えてないです」