価値あるものをどれだけ生み出せるか
そういう「ああ、面倒くさいな」という自分の気持ちとの戦いなのです。やりたくない作業をし、つまらない人たちと付き合い、興味のないプロジェクトに従事する。いつも「くだらねえな」と思うわけですね。こんなの全部なげうって、ゲームしたいし野球が観たい。そういうやってられない物事に対して、遺憾ながら、面倒くさくても手を付ける。いったん手を付ければある程度集中できる。しばらくしたら集中力が切れて、またダラダラするという繰り返し。
その集中しているところで、価値のあるものをどれだけ生み出せるのか、面倒くさいことをいかにうまく処理するのかで、他の人や会社からお金をもらって頑張れる、プロの職業人が生まれる。それがすべてだと思うのですよ。
あー、今日も一日働いた、って言えることの素晴らしさ。明日もまた面倒くさいけどもうこれで終わりにして今日はもうゲームしよ。これを繰り返して、人は歳を取り、疲れていくのです。
ライバルが勝手に定時退社する時代が来る
で、本当にしたいこと、頑張りたいことが見えているなら頭一つ上に出る方法はある。真面目にやることです。この世はこれから働いて上を目指したい人にとってはやりやすい時代になりつつあります、なんてったってライバルが勝手に定時退社する時代が来るんですからね。頼まれればすぐに返答して、納期を守って、面倒くさくても相手のしたいことを理解して先回りして要領よく仕事ができさえすれば、きっと将来仕事に困ることは無いでしょう。
仕事も面倒くさい、同僚も上司も取引先も業界トレンドのフォローアップも全部面倒くさいのが職業人ですし、人生です。
そういう面倒くさいことに立ち向かう自分の気持ちとの戦いに勝利して、立派な社会人になっていってほしいと思います。