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 こういうふうに関連付けて覚えることで、最終的には「参考書や教科書の目次の見出しを自分で作れる」ことを目指していました。「目次の見出しが作れる」ってことは、各項目のつながりや流れが頭の中できちんと整理されていて、かつその情報を自由に引き出して説明できる、ということなんですよね。

 

 特に、東大の世界史試験の論述問題では、与えられた単語で特定の年代に十数行かけて説明するような問題が出るので、こうしたことを重視しました。

試験当日に何を食べるかまでシミュレーション

――他にも、試験のためにやっていたことを教えてください。

小林 筆記用具は何を使うか、当日何を食べるかなどを、事前に予行練習しておくことでしょうか。

――そんなことまで!

小林 司法試験受験者の間では、珍しいことではないんですよ。試験が4日間も続くので、眠気に襲われたり、集中力が切れたりすると大問題です。僕は模試のたびに「エネルギー補給できるけど、眠くならない食事」を試していました。できる限り本番に近い状況を事前に試しておくと、緊張感はだいぶ減らせますね。

――ちなみに、弁護士としてお仕事していて、法廷で緊張することはあるんですか?

小林 そもそも民事の尋問って聞きに来る人があまりいないので、全然です(笑)。でも、今でも本番前には頭の中でこういった質問をして、その答えに対して……と念入りにイメージしてから臨みますよ。

 

勉強と筋トレの違うところ

――先ほど、勉強と筋トレは似ていると言っていましたが、違うところはなんですか?

小林 違うところか、なんだろう……考えたことなかったな、違うところ。

――試験は一発勝負なので、その日の調子で結果が大きく変わる部分があると思うのですが、その点、筋肉は裏切らないのでは?

小林 いや、でも、筋肉も日によってコンディションが違ったりするし、調子のいい・悪いの波がコンテストのタイミングと噛み合わないときもあるんですよ。2回目に筋肉体操に出演したとき、「1回目より大きくなった」という声もいただいたんですけど、実は1回目のときはちょっとコンディションがズレてたんですよね。

 

――では、勉強は試験で一区切りする側面がありますが、筋トレは?

小林 いや、勉強も続けないとまずいですよね。やめようと思えばいつでもやめられますが、一生続けようと思えば一生続けられる。簡単にいえば、マッチョになりたいという気持ちがあればずっと筋トレは続けられますし、勉強も、仕事に生かしたいという気持ちとか、知識欲があればずっと続けられる。

(一同考え込む)

――勉強と筋トレに、違うところはないのでしょうか。

小林 思いつきませんね。