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泥沼に陥る離婚のゴタゴタと「パパ活」

 で、結論から言えばダブル不倫なわけですよ。

 繰り返しになりますが、真正の馬鹿なんじゃないかと思うんですよね。そんなの家庭が壊れるに決まってるじゃないですか。伴侶を一生愛し、添い遂げると神の前で誓ったのなら、それは守らないと駄目です。それに関係修復不可能になってから相談されたって困るわけですよ。その足で弁護士伴って家庭裁判所へ行けって思います。連休中の私の大事な時間を奪うんじゃない。

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 奥さんのほうは用意周到、ご主人がつるんでる友人やおっさんを抱き込んで若い女性を囲うためのパパ活に精を出すご主人の写真や動画、誘い出すメールやLINEの写しなどもゲットして1円でも多く慰謝料取るぞと福留も真っ青の銭闘態勢ステンバーーイな感じで頑張っちゃっていました。資料を見れば見るほど思うんですが、「パパ活」という言葉は使えどもこれって単なる売春じゃないですか。「夢のある女の子の生活を支援」とか書いてあったけど、つまりはおカネを渡して肉体関係を持たせろといい歳した地位あるおっさんが若い女性に迫っているだけの話でしょう。一体何をしているのかと思うわけです。

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お前ら愛し合って結婚したんじゃないの

 一方、遅きに失したものの巻き返しを狙うご主人も、奥さんの出入りしていたネイルサロンだかの経営者とねんごろな関係になっている証拠をどこからか入手して、どうにか延長戦で引き分けに持ち込もうと張り切って証拠集めをしています。一度は愛した女性を、ましてや愛の結晶であるはずのご子息ご息女を差し置いて、お前も浮気していただろうと論難しようとする姿勢もどうかと思うんですよね。仕事が忙しかったり、理想を実現しようと頑張っていたのは分かるけど、もう少し家庭を顧みていれば、立派に仕事も家庭も両立できていたんじゃないかと思うのです。

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 お前ら愛し合って結婚したんじゃないの。その結婚生活の中で冷却化しただけじゃなくて憎悪まで募らせていたとは友人として知らなかった。まだ会社も大きくなくて貧乏だったころにレストラン借り切って神父呼んで結婚式を挙げたとき、最前列に並んで拍手をしていた童貞の私がどんな気持ちで祝っていたのか思い出してください。少なくともご祝儀ぐらいは返してもらえないだろうか。食べたものは胃から戻すから。

 で、もう離婚待ったなしという状態になると、後がなくなって自分を正当化するんです。「日本経済を変える、大組織を切り盛りできる大物になる途上の経営者が、若い女の一人も囲えなくて大成すると思うのか」と私の前で開き直られても困ります。奥さんからは、別途パパ活途上でデレデレした本人動画なども観させられ、首から上は上場企業の経営陣かもしれないけどへそから下は大洪水発生とか治水工事の何たるかも理解せずに偉そうなことを言うのは本当に困るわけですよ。