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「人前で手をつながない」天皇と雅子さまが“初めて”カメラの前で手を触れ合わせた日

ベテラン皇室カメラマン・河崎文雄さんの秘蔵写真で振り返るおふたりの26年

2019/06/09

source : 文藝春秋

genre : ニュース, 社会

おふたりが声を出して大笑いされたワケ

 その会場を歩いていると、目に止まったのがおもちゃの「じゃんけんピーヒャラ」でした。淡路島は、息を吹き込むと細い紙風船が飛び出す「吹き戻し」では日本一の産地です。「じゃんけんピーヒャラ」は手の指みたいに五本の紙風船が飛び出し、吹く勢いの違いでグー、チョキ、パーになってじゃんけんができるというおもちゃです。

©文藝春秋

 愛子さまが1歳を過ぎた頃で、おふたりは興味をもたれると思いました。そこで展示していた人に「おふたりがこられたら、やってみませんかと勧めてください」と頼みました。相手は「そんなことしていいんですか」と心配するので、「絶対に大丈夫だから」と保証しました。  

 おふたりが来られると、私が話したとおりに勧めてくれて、ピーヒャラでじゃんけんしたら陛下がパー、雅子さまはチョキ。「雅子さまの勝ちです」と言われた瞬間に、おふたりが声をあげて大笑いされたところを写真に収めました。ここまでの笑顔は私も拝見したことがなかったので、「じゃんけんピーヒャラ」は効果絶大でした。

愛子さま誕生後。じゃんけんピーヒャラという子どものおもちゃを持ち、笑顔の両陛下 ©河崎文雄

雅子さまの“嫁入り道具”だったカローラでのドライブデート

 皇室の方々を撮影した35年間に、スクープといわれたものはいくつかあります。その一つが、雅子さまが運転する「カローラ II​」でのドライブです。これは那須の御用邸へご静養に行かれたときに撮影したものです。