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特集観る将棋、読む将棋

2019/07/25

中学生名人が「女子とか男子とか関係ない」

 自分が初等科に通っていた頃のことを思い出すと、隔世の感があります。社会における将棋の位置づけというものが大きく変わりましたし、女性が将棋を指しても、今では奇異な目で見られません。女流棋士という存在も認知されて、小さな女の子が自分の意思で将棋を始め、プロになりたいと考えられるような時代になった。こんな世の中になるなんて、想像もしていませんでした。

 里見さんや西山さんだけではなく、昨年は第43回中学生将棋名人戦で、野原未蘭さんという中学3年生が優勝しました。これまで小学生名人戦、中学生名人戦で女の子が優勝したことは一度もありません。女性初の快挙でした。

 インタビューで「女の子で優勝してすごいですね」と言われたら、野原さんは「女子とか男子とか関係ないのでは」って答えたって聞いて、なんて頼もしいんだろうと嬉しくなりました(笑)。

 

 今後、ますます女性たちの棋力は上がっていくでしょうし、将棋界も変わっていくと思います。ワクワクしながら、それを見届けたいと思っています。

 写真=深野未季/文藝春秋

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