今、テレビで自由に言えるのはMXと『サンジャポ』くらい
―― 炎上は気にしないですか?
デーブ 炎上してるかどうか、知らないもん。人と絡まないからね。ウーマンラッシュアワーの村本とか高須先生みたいに、いちいち絡む人いるでしょ。あんなのはやってられない。僕は、Twitterを10年くらいやってるけど、すごく楽しんでますよ。
―― Twitterは適度な距離感をとるのが難しいメディアなので、楽しくできてる人は少ないように感じます。
デーブ 僕は言いたいことがいっぱいあるから、Twitterがあることで助かってますね。テレビだと限られた尺があるし、コンプライアンスもある。今、テレビで自由に言えるのは、MXテレビと『サンデー・ジャポン』くらい。MXテレビの『バラいろダンディ』なんか全部自己責任。昔のテレビのまんまだね。コメンテーターも、何か言ってやろうって気持ちで出てる。
―― テレビ局が自己規制している面が強いんでしょうか?
デーブ BPOには頭にくるね。コンプライアンスもやめればいいんですよ。法律があるわけじゃないんだから。
―― 『サンジャポ』や『バラいろダンディ』以外にも、『ミヤネ屋』や『とくダネ!』などたくさんの番組に出てますが、番組によってスタンスを変えることはありますか?
デーブ そんなにはないけど、テンションや割り込むタイミングなんかは少し変えてます。でも、『サンジャポ』は無法地帯だから、コントロール効かないですよ。あれ、幼稚園児が集まってる感じだから(笑)。
外人をいちいち日本のテレビに出す必要ないからこそ……
―― コメンテーターとしてのデーブさんには、天皇制や部落問題のような、日本人でも答えづらいことへの意見を求められますよね。最初は『朝まで生テレビ!』ですか?
デーブ そうだと思う。昔は1時から6時までの生放送で、いろんなタブーを扱っててスゴかったですよ。僕も、野坂昭如さんや大島渚さんと一緒によく出てた。
―― これだけ長くコメンテーターとして活躍できているのは、なぜでしょうか?
デーブ 本当なら、外人をいちいち日本のテレビに出す必要ないよね。だからこそ、僕が出るからには、しっかりした情報提供をして、建設的なコメントをしようと心がけてます。僕は日本にも長くいるから、日本とアメリカ両方のことが分かってる。でも、日米の比較論ばかりもしたくない。