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安倍首相の意向を反映するならなおさら
読売新聞の朝刊は7月27日、「皇位継承順位維持へ 政府、秋にも議論着手」との見出しで、安倍政権が安定的な皇位継承策の検討に当たって、女系天皇につながりかねない女性天皇や女性宮家を否定したうえで、議論を進める方針であることを報じた。保守層と呼ばれる支持層に配慮した安倍首相の意向が強く反映された方針であることは間違いない。
議論の前提として愛子さまが天皇になられる可能性はおろか、ご結婚後も皇室内に留まる可能性も否定しているというわけだ。
であるならば、皇位継承順位第1位と第2位の安全確保のため、政府専用機の運用を柔軟にすべきではないだろうか。政府の1機関である宮内庁が首相官邸に具申すべきだったと言うのは言い過ぎだろうか。