天ぷらのうまい立ち食い大衆系そば屋といえば、人形町の「福そば」、小伝馬町の「田そば」、そして亀有の「鈴しげ」である。
「鈴しげ」はまた、綾瀬の「会津」、金町の「そばっ子」と並んで、東京都下常磐線沿いのうまい立ち食い大衆系そば屋として有名である。
昭和50年創業の名店
常磐線亀有駅改札を北側に出る。こち亀の両津さんに挨拶して、ロータリーを北へ歩いて行き、すぐを右折、しばらく進むと青い綺麗な看板の「鈴しげ」に到着する。
「鈴しげ」は昭和50年の創業だ。大将に話をうかがうと、以前は世田谷の三軒茶屋に住んでいたそうで、大変な蕎麦好きで脱サラで「鈴しげ」を始めたそうだ。
ちなみに「鈴しげ」の「しげ」は、大将の奥さんの名前「鈴木しげ子」さんと、祖父の名前から拝借したそうだ。そして、2001年からお店に加わった若大将の名前も「鈴木一重」さん。なんと「しげ」の系譜は守られているというからすごいことだ。
9月に入った土曜日の昼下がり、4年ぶりに「鈴しげ」を再訪したのだが、若大将も覚えていてくれて、嬉しい限りだ。