香港ミリタリーショップはこう証言する
香港において、いわゆる「ミリオタ」や「サバゲーオタ」
「近年、香港のサバゲー愛好者はタオバオ(中国IT大手アリババが提供するオンラインモール)でグッズを買う傾向が強かった。ただ、今回のデモが始まってからデモ装備に転用できそうな商品をタオバオで買えなくなり、うちに買いにくるデモ隊らしき若者が出てきています」
「うちにもよくデモ隊の若者が来ますが、うちは本物の軍隊放出品を扱う店なので単価が高い。デモ隊の若者たちは使い捨てにできるような装備を安く欲しがっているらしく、うちの店で買う人はいませんね」
「うちの店でよく売れるのは、
「中国人の客が大勢で来て『本物の銃や爆弾はないか』と聞いてきて閉口したことがあります。サバゲー用品店にそんなもの置いているわけないでしょう(笑)。どうやら香港内の親中派グループが、中国内地でデモ潰し要員のバイトを雇って連れてきているみたいですね」
「うちの店では、ヘルメットや腰につける救急バッグがよく売れます。ナイフなどで切りつけられないように、強化服を求める人もいますね。実は最も多いリクエストは、軍用の本格的な防毒マスクなのですが、うちが扱っているのはあくまでもサバゲー用のグッズ。お断りしています」
サバゲー用のヘルメットや手袋は、最前線の勇武派の装備だ。もちろん購入したデモ参加者の全員がサバゲー愛好者ではないはずだが、愛好者たちも自分の本来の装備でデモの前線に出ると個人を特定される可能性があるため、新たに装備を購(あがな)っていると見られる。
なお、広華街では現在のデモに対して「売上が減っている」「