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BEAMS×週刊文春 FASHION is SCANDAL!!

社長の好きな言葉「努力は夢中に勝てない」

みうら 安齋さんが還暦記念でやった展覧会のグッズもビームス製だったでしょ。

安齋 そう。ビームスが作品集を作ってくれて。今日着てるのもビームスで作ったTシャツだけど、この作品集に載っている僕のTシャツの6割はビームスで作ったものだからさ。この作品集といろんなグッズを詰め込んだスペシャルボックスもビームスが作ってくれて販売したんだよね。

みうら 缶バッジとか絵葉書とかお守りとかいろいろ入ってるね。アパレル系だけじゃなくて、ビームスは紙モノも作ってくれるんですね。

安齋 ここまでやってくれるのは永井さん以外にいないじゃないですか。オンリーワンですよ。

永井 いやいや~。うちの社長もこういうノリが好きですからね。

安齋 それで暴利を貪るとか、回収しようとしないところもいいよ。

永井 回収しなくちゃいけないとは思っているんですけど……。うちの社長の好きな言葉に「努力は夢中に勝てない」というのがあるんですが、その、「夢中」のほうにばかり行ってしまって、会社には申し訳ない……。

安齋 この記事を読んだ人が永井さんを訪ねて来ちゃったらどうする? 何でも作ってくれる人だと思われて。

みうら いろんなところからオファーが来るんでしょ? 

永井 企業とか作家さんとかたくさんお話をいただいていますね。

安齋 ビームスはコラボのハシリだよね。今までで一番大きなコラボは?

永井 うーん、僕がやったわけではないですが、車とか、カップ麺とか。

リオ五輪の安倍首相のマリオもビームス製?

みうら ひょっとして、リオ五輪閉会式の安倍首相のマリオのコスプレ服もビームス製?

永井 あれは違いますね(笑)。

みうら 大きな企業とのコラボで儲けていただいて、そのお金で僕らとのコラボをやっていただいているわけですね(笑)。若い人が僕らの展覧会を見にきてくれて「ビームスでこんなことができるんだ」って思ってもらえたら、それだけですごいことじゃん。

安齋 今の若い子は展覧会をやるとき必ずグッズ作るよね。初めての展覧会でもTシャツとかポストカードとか作って売るんだよ。

みうら それは、そもそも安齋さんが展覧会にロックコンサートのセンスを注入してきたからですよ。

永井 展覧会でTシャツ売ったりするのって安齋さんがハシリでしたよ。

今はなき社内報「ビームスじゃあなる」のTシャツ

安齋 僕はどちらかというと展覧会本体よりもパンフレットやグッズが作りたいんだよね。

みうら 売店のほうだね(笑)。

安齋 みうら君だって旅先で最初に土産物屋さんに入るでしょ。

みうら だって旅の目的地は土産物屋だからね。有名な観光地より土産物屋のほうにワクワクする。土産物屋を見ると大概のことはわかるしね。映画を見に行ったときも、先にパンフを買う派だから(笑)。

安齋 Tシャツまでは買わないの?

みうら 最近、映画館でTシャツはあまり売ってませんね。ロックTシャツも売ってるところが減ったでしょ。大学時代はロックなテイストのTシャツを買いに、ビームスに行ったもんです。

安齋 それまでのTシャツは下着だったよね。

みうら そうそう。でもビームスのTシャツは「見せるTシャツ」だった。

安齋 訴えることがあるだけでもすごいよね。ポリシーがあるわけで。

みうら しかも学生でも買える値段だったしね。