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「ひどい肩こりの人は頼み事を断れずイエスマンになりやすい?」体の不調から判る6つのタイプ

2019/12/15

 仕事は早いが些細なことにイライラしがち、頼み事を断れずイエスマンになりがち、人前で緊張しやすい……これらは単に性格の問題ではなく、じつは体の不調と密接に関係しています。6タイプの心身の傾向を知って、自分にあった食事をとることで、驚くほど不調が消えて心も楽になると語るのは、テレビでも大人気のダイエット外来ドクター・工藤孝文氏。『心と体のもやもやがスーッと消える食事術』を上梓した内科医が教える「目からウロコの体のはなし」。

工藤孝文氏

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病名のつかない不調のほとんどは6タイプに分かれる

――今回なぜ心身を6タイプにわけた新しいコンセプトを打ち出したのでしょうか。

工藤 私は肥満治療・糖尿病治療が専門の内科医ですが、漢方医でもあるので、一般的な病院で「病名がつかない」とさじを投げられた患者を多く診てきました。これまでのべ10万人以上の患者さんを治療する中、はっきりした病名のつかないもやっとした不調は、ほとんどが表の6タイプに分かれることを発見しました。

――頭イタイタ型、肩ガチガチ・首ロック型、胸バクバク痛む型、喉ツッカエ型、目グルグルor耳キーン型、下痢ピー型の6つですね。

©工藤孝文

工藤 心身の傾向として、頭痛に出やすいタイプ、胸痛に出やすいタイプ……といった具合に、この6タイプにわけて考えると非常に合理的で、治療をしやすいんです。たとえば頭痛と胸焼けとイライラ感、胸痛と対人不安などはないまぜになって患者さんは訴えますが、多くのお医者さんでは面倒くさがってあまり診たがらない(笑)。喉のツッカエをとる薬なんて西洋薬ではないですしね。

 とくに適応障害の方は、いわゆる「うつ」といった精神面の症状にとどまらず、めまいや喉の違和感などの体の不調を強くともなってしまう場合も多い。なのに、一般的には「軽いうつですね」とか「自律神経失調症ですよ」とすまされてしまうことも多く、ご本人が苦しみます。そうした病名と病名のあいだにある不調を消すには、心と体をクロスオーバーで捉えてはじめて、対症療法ではない根本治療をすることができます。