体だけじゃなく思考まで健康的に
最初の2カ月はギア全開で取り組んで結果が出て、その間に、食べ方の基本が身についたので、3カ月目以降に少しギアを緩めてもリバウンドすることなく着実に体重が減っていき、今は、すごく食べたら夜断食や1日断食で調整するのが当たり前になりました。
やせてみたら、太っていた頃の自分が不健康だったことに気がついて(笑)。前は“疲れた”が口グセですぐにイライラしていたけど、やせたらそれもおさまったし、車移動以外考えられなかった私が、今では歩くのがいちばん気持ちがいいとまで思うようになり、体だけじゃなく思考まで健康的になりました。太っているときは鏡を見るのが嫌でしかたなかったけど、月曜断食でまた自分を好きになれたことを幸せに感じています」
インスリン注射による治療がやめられた
そして、関口先生をはじめHarrietGinza(旧関口鍼灸治療院)のスタッフ全員が感動したのがふわりさん(42歳)のエピソード。20歳で2型糖尿病と診断されてから22年間、欠かすことなく続けてきたインスリン注射による治療が、なんと月曜断食開始から99日目にしてやめられたのです。
「100日もかからずにインスリン注射が終了できるなんて、夢のようです。私は糖尿病の合併症による神経障害で眼底出血の手術もしていますし、顔面神経麻痺にも2回なっています。血糖値は、2〜3カ月前のヘモグロビンA1cが、正常値4.6〜6.2%なのに対して11%を超えていて、かなり重症でした。中性脂肪にも問題があり、基準値の上限が149mg/dLのところ4400mg/dLもあり、主治医が『こんな数字は見たことがない。ほかの先生に書き間違いだと思われないよう、4と4の間にカンマを打っておかなきゃ』といっていたほどでした。
それが、月曜断食をはじめて3週間後の定期検診で、ヘモグロビンA1cは7%まで改善し、99日目で6.4%。正常値まで本当にあとちょっとのところまでくることができました。それだけじゃなく、問題の中性脂肪は正常値、善玉コレステロールは人生で初めて上昇、脂肪肝の数値も正常に戻り、尿タンパクは消失。効果が劇的すぎて、よろこびと同じくらいの驚きの中にいます」
ふわりさんの体に起こった変化に、主治医も非常に驚いたそうです。