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少女はまだ男女に脅えている

Q「少女への対応は?」

A「長期にわたる虐待を受けていて、PTSD(心的外傷後ストレス障害)として対応している。PTSDの診断基準は単純に当てはまらないが、人の話を裏を考えないと受けとれないとか、そういったところから、PTSDと想定してケアする必要がある。精神科の薬物治療を必要とするとか、そんな症状は出ていません。いまのところ、そういった精神的治療はやっておりません」

Q「少女はまだ男女に脅えているのですか?」

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A「言葉の端に見られます。そういった状況は変わっていません。復讐されるのではないかと言っています。仕返しとか……」

※この画像はイメージです ©iStock.com

Q「警察の事情聴取は?」

A「週に4日ぐらい。朝から夕方までが多いです。休憩時間を取って、配慮してもらっているようです。ゆったりした感じです」

Q「少女のフラッシュバックは?」

A「ないようです」

Q「少女が事情聴取を嫌がったり、途中でやめたりとかはないですか?」

A「ないようです。協力的に話に応じてます」

©︎文藝春秋

 

Q「先ほど話に出ましたが、少女が人の言葉を詮索するというのはどういうことです?」

A「その言葉を素直に信じられないということです。たとえば『気分はどう?』と聞いたら、どう答えたらいいか考えています。自分の言ったことが漏れてしまって、不利益を被るのじゃないかとか……」

Q「沈黙するということですか?」

A「それもあります。考えながらやり取りをするということです」