【節約勉強法1 】参考書は「1冊」でいい
「まず、参考書はネットで調べたり、人づてに聞いた情報を頼りにして、『1冊』だけ選びました。ほとんどの科目は、教科書と過去問と、あとは参考書1冊で乗り切れるんです」
嘘みたいな話ですが、彼だけでなく他の東大生でもこれと同じことを言っている人は少なくありません。多くの参考書を使って勉強すると、その分定着度が低くなってしまいます。だから1冊を何度もローテーションする方が都合がいいというわけです。
また、東大は「教科書に書いてある以上の知識は出題しない」
だからこそ、情報を入れるインプットに関しては教科書で、その定着を促す問題集を参考書で補えばいいので、参考書は1冊でいいというわけです。そもそも参考書というのは教科書の「参考」にするもの。参考書メインで勉強する必要はないのです。
「だから僕の場合、多くの参考書を買えなかったという状況が味方をしてくれて東大に合格できたんです」
彼はこのようにして参考書を中古で揃えた結果、受験で使う参考書はなんと2000円以内に収まったと言っています(彼のnoteに、具体的な参考書が載っていますのでぜひこちらもご覧ください)。https://note.com/temma_ft/n/n4fa7aa6fa1a6?creator_urlname=temma_ft
【節約勉強法2 】スマホをフル活用し、授業動画は2倍速で観る
「また、時間がなかった自分は、スタディサプリの動画を2倍速にして観ていました。東大文系は、受験で社会を2科目勉強する必要があるんですが、学校では2科目はカリキュラムの関係で受けられなかったんです。でも塾に行くことはできなかったので、スタディサプリを使いました」
スタディサプリとは、月額1,980円で動画授業が見放題になるサービスのこと。予備校の授業と同等のクオリティの動画授業を受けることができます。
「スタディサプリで伊藤賀一先生の日本史の授業を倍速で観ていました。動画授業って自分は眠くなってしまうんですが、2倍速にするとどんどん先に進むから頑張って聞かなければならないという意識が働いて、眠くならずに勉強できるんです。」
また彼は、スタディサプリ以外にもスマホでさまざまなサイトを利用して勉強していたそうです。東大の過去問と解説が載っているサイトや、世界史の知識が載っているサイトなどを利用して勉強する事で、お金をかけずに勉強していたのだそうです。