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【節約勉強法3】 時間の節約、わからないところで悩まない

 彼は実際の勉強でも、とにかく節約する勉強を実践していました。

「潤沢な勉強時間がない僕は、勉強の無駄を省くことで成績をあげたんです。

 まず、『わからないところで悩む』ということは無駄だと判断して切り捨てていました。例えば数学の問題は、3分考えて答えがわからないと思ったらすぐに解答解説を見る。それを『次にこの問題が出ても絶対に間違えないようにしよう』という想いで読むんです」

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 わからないところで悩みすぎて、時間を奪われてしまうことはよく起こることです。それよりも、わからないのならさっさと諦めて、「そういうものだ」と割り切った方が早く理解できることもあるのです。

【節約勉強法4】 1回で全てを覚えきるつもりで勉強する

「そして自分は、『1回見たら絶対にもう見ない』という意識で勉強するようにしていました。見直さないと決めて、1回で全てを覚えるつもりで勉強するのです」

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 たしかに、「あとで見直せばいいや」と考えると勉強しても忘れてしまうこともありますよね。それが、何度も何度も復習する時間的余裕はないと考え、1回で覚えるようにという意識の中で勉強する。こうすることで、「忘れてもいいや」という甘えがなくなって、覚えられるようになるのかもしれませんね。

「もちろんそうは言っても、忘れてしまうこともあります。それは、新しい問題を解く中で復習をするようにしました。解けない問題があった時にもう一度チェックして、そのチェックしたところも『これが最後のチェックだ、こういうミスは二度はしないようにしよう』という意識で復習するのです」