「深浦先生はTwitterご覧になってますか?」
――続いて「Twitter」と「文章」部門です。アンケートの募集時には別項目としていましたが、同じ人が上位にランクされる状況もありまして、一緒に話していきたいと思います。まずTwitterですが、深浦先生はご覧になっていますか?
深浦 巡回しています。
――わはは(笑)。
深浦 女流棋士がTwitterを始めた頃は、見ているとプライベートに触れているようで恥ずかしくて仕方なかったですが、今はなんとも思わない(笑)。不思議なものです。
――たとえば、どなたのTwitterをご覧になりますか?
深浦 里見さん(香奈女流四冠と妹の里美咲紀女流初段が姉妹で運用)とか。若手のTwitterを見て、あいみょんが新曲を出していることを知ったりと、いろいろ有意義に活用しています。
――ご自身でやろうとは?
深浦 いやぁ大変ですよね。
遠山 そんなことないですよ。豊川さん(孝弘七段)に運用方法を聞いてみればいいんじゃないでしょうか。
豊川七段の運用方法は「エチルが入ってハイテンションのときに勢いで」
――豊川先生は、Twitterの投稿は「エチルが入ってハイテンションのときに勢いですね」とおっしゃっていました(笑)。豊川先生にも、たくさんの票が集まっています。
〈文章の端々にお得意のダジャレを挟んでいるところ。時に全部ダジャレでもちゃんと意味が伝わる言葉のチョイスは凄いと思います!〉(47歳/女性)
〈時々わからないダジャレがあるのですが、それを調べて楽しませていただいています〉(49歳/女性)
――ダジャレがわからないという。なんだか暗号みたいになっているときがあるんですよね(笑)。
深浦 そうそう(笑)。
――豊川先生は、名人戦で封じ手の予想が外れたら丸刈りにするという「マルガリータ」宣言の後、男らしく丸刈りにされた「サッパリータ」報告でも盛り上がりましたね。
深浦 福岡で行われた名人戦の第4局ですね。封じ手で「これしかない」という局面だったんですが、天彦くんが歩を突いて(笑)。
サッパリータ!thank you🙇♂️ pic.twitter.com/25j7klJWWg
— 豊川孝弘 (@JZPh4mEwSAU2rSi) 2019年5月24日
Twitterから生まれた“天彦構文”
――その佐藤天彦九段は、対局の振り返りをTwitterでされていますよね。
〈対局のあと、振り返りツイートをしてくれるのでとても興味深いです。また、文末に「また頑張ります」と付くのが天彦構文と呼ばれるようになり、私もたまに使っています〉(40歳/女性)
――この振り返りが、深夜にもかかわらず丁寧なんですよね。
深浦 人柄ですよね。数年前、中村太地くん(七段)がタイトル戦で負けたあと、深夜、数百件に及ぶツイートのすべてに返答していたことがありました。勝ったならわかりますが、負けたときですからね。あれにもちょっと感動しました。
遠山 あとTwitterが面白いといえば、脇田さん(菜々子女流初段)ですね。彼女、かなり面白そうですよ。
〈脇田さんは独自の視点と文章の上手さ、そして服装がいつも可愛い!〉(34歳/女性)
今日は研究会終わりにつけ麺を食べたのですが、つけ汁を黒と赤と選べたんですね。黒にしようと思っていたのですが何故か口が赤と発していて激辛つけ麺を食べることになりました。
— 脇田 菜々子 (@natsu9737) March 10, 2020
平静を装って食べましたが、口からハカイコウセン出るかと思いました。二度と赤とは言いません。