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金原昇元会長への取材(Q&A)

 終わりに、文春オンラインで金原昇元会長に行った取材について記す。

――2019年12月に刷新された協会の新体制下において、(会長を退いた)金原さんの影響力が残っているという声がありますが、事実でしょうか?  

金原 私のことに対して過敏になっている、怖がっているということを聞きますが意味が分からない、僕は。

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――今年2月の東京五輪代表選考会も現地(岐阜県)にいかれました。

金原 当然行きますよね。

――それは今も影響力があるからでしょうか。

金原 それとこれとは全然別です。私は立場上、責任があるから応援しにいくのは普通のことだと思います。

――責任といっても今は役職はないですよね。

金原 役職があるから、ないからじゃなくて、やっぱり今まで積み重ねてきたものがありますから。自己責任、そういうものを今でも感じていますよ。

 テコンドー協会はいい感じでガバナンスを構築していますから、個人の影響を受けないいい協会ですよ。それを促進してきたのは私ですから。

――前会長が選考会の現地にいくことで委縮する理事の方もいるのでは?

金原 それは僕は分からない。顔を見りゃ「元気?」「頑張ってる?」だけだからさ。僕はなんで「いまも影響力がある」とかそういうことになるのか分からない。