3. 公的機関のものではないが役に立つサイト
1) 新型コロナウイルス対策ダッシュボード
株式会社jig.jp が提供するダッシュボード。都道府県の、感染症ベッド数や入院の状況をリアルタイムで把握することができる。医療的な観点から、どの都道府県の対策に注力するべきなのか、ひとつの参考になる。
2) 東洋経済オンライン「新型コロナウイルス国内感染の状況」
https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/
民間のサイトの中では、ここを参照している医師はちらほらいる。国内感染の状況に関しては、シンプルでわかりやすい。全国の新規・累計感染者数だけではなく、重症者数・退院者数も見ることができ、1ページで様々な情報が得られる。
日々の新規患者数は検査数に依存するが、検査数は日によってばらつきが大きい。そのため、全体的な傾向をつかむには一定区間の平均を区間をずらしながら求めたもの(統計学で「移動平均」と呼ばれる)を見ることが重要になるが、移動平均も見ることができる。
4. 専門家の発信
新型コロナ感染症が専門外の医師は、主として専門家の発信を参考にしている。わたしもその一人だ。マスメディアの報道が妥当なのかどうかを判断する上でも、専門家の意見は貴重だ。
1) 高山義浩医師のFacebook
https://www.facebook.com/people/高山義浩/100001305489071
感染症の専門家である、沖縄県立中部病院感染症内科・地域ケア科の副部長、高山義浩氏のFacebookは、周囲の医師からもわかりやすいと評判で、FacebookやTwitterでよくシェアされている。一般公開されており一般の方も読むことができる。
5月5日の記事では、沖縄の出口戦略案が、各国の出口戦略を参照しつつ、わかりやすくまとめられているが、5月10日の最新の投稿では、解除後に大きな第二波を迎えた北海道を例に挙げつつ、「解除は段階的に、慎重に」とよびかけている。