新型コロナウイルスが、依然として猛威を振るっています。なるべく人との接触を避け、自宅で過ごすことが大切――。しかしウイルスは目に見えないため、なかなか危機意識を持ちにくいかもしれません。
そこで今回は、非常時の行動規範や思考を学べる「パニック映画&ドラマ」を5本ご紹介いたします。
#01『コンテイジョン』
動画配信サイトで視聴数急増No.1! 注目の映画
「新型コロナウイルスの状況に酷似している!」といま、動画配信サイトで視聴数が急増している映画です。
未知のウイルスが、香港を起点に世界で蔓延。日に日に感染者が増え、医療崩壊が訪れ、パニックが起こり、街は封鎖され、世界が激変してしまう――。そんな世紀末の世界を描いています。
各界の関係者に綿密な取材を行ったうえで作られた『コンテイジョン』は、世界保健機関(WHO)が実名で登場するなど、徹底してリアル。
ウイルス発生後の一部始終が、「市民」「政府」「医療現場」それぞれの視点で克明に描かれ、私たちがいま生きる現実とのリンクに戦慄させられます。
さらに恐ろしいのは、「その先」までも描いていること。もしこの作品のシナリオと同じように現実が進んでしまったとき、どのような事態が想定されるのか。
「ワクチンが出来上がっても、すぐに終息することはない。そして起きたことは、元通りにはならない」という残酷な現実と、気が遠くなるほど永い闘いに、絶句させられます。
しかし同時に「いま私たちはどう動くべきか」考える機会や視座も与えてくれるのです。
観るのに勇気を要する作品だが、これ以上の「予防」になる“薬”もない――。そう思わされるほど、圧倒的な映画です。
コンテイジョン
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