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コイン式なら数百円で! 「高級マッサージチェア」を初見で堪能するために“やってはいけないこと”

メーカー、機種、コース……家電ライターが選ぶオススメは?

2020/07/05

 いま、マッサージチェアが爆発的に売れている。新型コロナによる巣ごもり生活が続くなか、外出できないストレスや在宅勤務の疲れを解消するため、「思い切って買ってみよう」という人たちが増えているのだ。とはいえ、高級機では50万円以上もするマッサージチェアは、贅沢な買い物に違いない。「欲しいけど、やっぱり買えない……」。そんな我々庶民の味方ともいえるのが、温泉地や空港で見かけるコイン式のマッサージチェアだ。

 最近では漫画喫茶やパチンコ店などでも見かけるようになった。昔は左右に出た無骨なアームと「もみ玉」(手に相当する部分)が、機械的に肩や背中を揉んでくれるだけだったが、最近はファーストクラスのシートを思わせる高級マッサージチェアがずらり。体を預けている人は、いずれも恍惚の表情を見せている。

©iStock.com

「アレ、絶対に気持ちイイやつだ!」

 そんな衆人環視の「気持ちよさそう」というまなざしを背に、少しでも高級なマッサージチェアを、さも自宅にあるかのように優雅に使いこなすためのテクニックをご紹介しよう。

パナソニックの高級機「リアルプロ」

 マッサージチェアと聞いてまず思い浮かべるのは、家電量販店のコーナーだ。ここなら無料でじっくり楽しめるが、まず席が空いていないし、最近ではコロナの影響で試乗中止となっているところも多い。しかし、じっくり売り場を見てみると、マッサージチェアは数社が独占しているのが分かるだろう。

パナソニック「リアルプロEP-MA101」。ファーストクラスのようなシートだ

 まずはご存知「パナソニック」。数種類のラインナップが用意されているが、高級機は一目瞭然。そう、いちばん大きく、操作パネルがタッチ式の液晶になっている「リアルプロ」というシリーズだ。デザイン的には品のあるアイボリーがよく展示されており、一番ファーストクラスっぽいのが特徴。

風格漂うシート…フジ医療器「CYBER-RELAX」

 続くメーカーは、あまり名前を知る人は多くないが、マッサージチェアの老舗「フジ医療器」。その名の通り、健康や治療に関する機器の総合メーカーで、昭和29(1954)年からマッサージチェアを製造・販売している老舗である。昔、田舎のおばあちゃんの家や温泉で見かけた、もみ玉が4つついたイスは、おそらくフジ医療器製だ。

 ラインナップはいくつかあり、すべて高級機に見えてしまうが、「CYBER-RELAX」というシリーズがハイエンドモデルだ。最高級機のいちばん簡単な見分け方は、リモコンが液晶タッチパネルになっているという点。

フジ医療器「サイバーリラックスマッサージチェアAS-2000」。黒いシートから風格が漂う

 フジ医療器のマッサージチェアは、ファーストクラスのシートというよりも、大企業の社長室……いや、もっと上級役員のシートという風格。だから色も黒が多いのが目印だ。

まるでコックピット! ファミリーイナダ「ルピナス」

 さらにもう1社は「ファミリーイナダ」。こちらもあまり名を知る人は多くないが、昭和37(1962)年から続くマッサージチェアの老舗メーカーだ。ほぼマッサージチェア専業メーカーと言っていいほどで、高級そうに見えるモデルがいくつも用意されている。

ファミリーイナダ「ルピナスロボ」。SFロボットアニメに出てきそうなシートだ

 ハイエンドのモデルは「ルピナス」シリーズ。このメーカーの特徴は、スマホやインターネットと連動して、個々の健康管理も行ってくれる点だ。とにかくデカくて全身を包み込むようなデザインが特徴。ファーストクラスのシートにも見えるが、SFロボットアニメのパイロットが乗り込むコクピットのシートのように、体をイスにはめるという感じだ。