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「そば作」は自家製麺が売りで、都度茹でのシコシコの生そばが食べられると人気となった。加水の低い硬めの細麺が特徴である。もりそばでもコシが強く、かけそばでもつゆとよくなじむ麺である。
もりつゆは、いわゆる辛汁ではなく、ゴクゴク飲めるあっさりしたタイプである。出汁は本鰹、宗田節、鯖節でとった上品な味で、かけつゆでもバランスがよいと人気である。
返しはみりん、上白糖、醤油を使った本返しで、2週間寝かせてから使用している。つまり、作業的には老舗や街そばとほぼ同じ。それが立ち食いで手軽な値段で食べることができるわけである。
1個60円の天ぷら
てんぷらは午前中に揚げて提供している。「春菊天」、「ちくわ天」、「まいたけ天」、「玉ねぎ天」、「なす天」、「ごぼう天」などの天ぷらは小ぶりだが、どれも60円とお手頃である。「かきあげ天」、「いか天」は110円。「えび天」も1尾110円、2尾で170円とかなり安い設定である。今の時期は「とうもろこしと夏野菜のかき揚げ」などの季節の天ぷらも並ぶ。
とにかく手頃な値段でそばの量が多いので、近隣のオフィスワーカーには人気である。
昼は毎日変わる「日替りサービス」(550円)が大人気である。金曜日は豚肉のしぐれ丼とたぬきそばかもりそばのセットである。「カレーなんばんそば」(580円)はカレールーがたっぷりそばを覆いつくす人気の一品である。
フリーのねぎもプラスチックの蓋をして、感染対策に配慮している。