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最大のバブルから一転…コロナで岐路に立たされた歌舞伎町のホストたちに密着

 

その理由は、ホストにとって“見た目”が重要だから。ホスト業界では写真や動画を撮影する機会が多いが、これは客はまず最初にプロフィール写真などの映像からお気に入りのホストを選んでいくため。PRでのビジュアルには気を遣うのだ。

そして、レイラさんも通ってきた新人ホストの登竜門であるシャンパンコール。閉店後の午前1時30分。ホストたちはクタクタになった体にムチを打ってシャンパンコールの練習を行っていた。何種類もある掛け声を新人ホストはすべて覚えなければならない。さらに、照明や音響などもすべてホストが担当している。

元カリスマホストが経営改革に着手

ホストバブルに沸く歌舞伎町。しかし、歌舞伎町に新型コロナウイルスが迫ろうとしていた。

番組が1月から取材をしていた、もう一人の人物はSmappa!Groupの会長、手塚マキさん42歳。20歳から歌舞伎町で生きてきた元カリスマホスト。

 

Smappa!Groupはホストクラブを6店舗構え、在籍するホストは120人。19歳からアラフォーまでのホストが売り上げを競い合っている。

グループで年間売り上げトップの店「APiTS」にも“アイドルホスト”が揃っている。取材すると、ホストたちはSNSを積極活用していた。これがホストバブルの最大の要因といえるのだという。

APiTS代表・凰華麗さんは「SNSが普及して良い意味でも悪い意味でも、女の子からの選別がすごい。良いものは本当にフィーチャーされて、一気に有名になれたりする。それくらい良い時代ではあるんですけど、逆にちょっとダメなことをしたら叩かれるので、悪いことはできない」と明かす。

グループ全体の売り上げが右肩上がりの中、歌舞伎町の革命児・手塚会長はホストにも積極的な経営参加を求めてきた。手塚会長の改革の一つが美容院やネイルサロンなどを展開する多角化経営。加えて9店の飲食店なども運営し、自社のホストは安く利用できる。

書店や介護事業にまで進出し、福利厚生の一つとして系列店で利用できる社内通貨「マッパ」も発行。1万マッパは1万円相当だというが、これもホストクラブを中心とした企業体を目指す会長のアイデアだ。

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