「平手の、平手による、平手のための」グループ
デビューシングルから8作連続でセンターを務めてきた“絶対的センター”平手。欅坂の隆盛は、このカリスマの存在に負うところが大きかった。
「運営もメンバーも平手さんに依存し、特に2017年のシングル『不協和音』あたりから欅坂46は、“平手の、平手による、平手のための”グループになってしまった。この年の年末に例の『FNS楽屋号泣事件』が起き、『MV撮影ドタキャン』などに繋がっていくわけです。
結局、平手さんの意向に振り回されて、シングルは2019年2月の『黒い羊』以降、1年半にわたってリリースができず、今年8月21日の配信シングル『誰がその鐘を鳴らすのか?』が最後の楽曲になりました。その平手も今年1月でグループを脱退してしまった。
平手さんなしでは前に進むことができない、というのが昨年のグループの現実でした。平手さんが体調不良などで不在のライブで“代役センター”を立てても、『平手の表現している世界観を表現できない』とプレッシャーから思い悩んでしまったメンバーもいたほどです。誰がセンターを務めるにしても、平手さんの後では荷が重すぎたのです」(同前)
問題となった「鈴本愛佳のぶちゃらけ」
そして第2の理由が欅坂OGの“素行不良”だ。今年7月16日に開催された欅坂46の配信ライブで、キャプテンの菅井友香(24)は「改名」予定を発表し、涙ながらにこうコメントした。
「メンバーの卒業、脱退も続きました。グループの名前がひとり歩きして、耳をふさぎたくなるようなことに悩まされた日もありました」
これはまさに卒業生たちの度重なるスキャンダルや不用意な言動を批判した言葉だと見られている。志田、織田、長沢らの熱愛スキャンダルもそうだが、特に運営が問題視したのは、志田、鈴本が7月に開設したユーチューブチャンネル「鈴本愛佳のぶちゃらけ」だ。