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「これで終わってくれ」不倫報道の恐怖

――お二人の場合、不倫報道後の局面をどのように乗り越えたのでしょうか?

森田 僕らの場合は、賞レースだけが救いというか生命線だと思ったから、とりあえずネタをめっちゃつくろうってことぐらいしかなかったですね。だから、渡部さんも キングオブコントとか出て欲しいですけどね。すれ違いコントで(笑)。実際どうすんねやろなぁ渡部さん。

東ブクロ 僕自身の話をすると、あの頃の記憶があんまりないんでね。渡部さんもすっかり飛んでる記憶とかあると思うんです。ぜんぶの声が聞こえなくなるんですよ。1本目の記事が出て「もう広まらんといてくれよ」って思ってると、また新しい記事が出たりして、「これで終わってくれ!」の連続。さすがにキリがなくなって「あ、もう見んとこ」みたいな。これ以上は追っかけてもあかんわって思って。

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「なんとかなる」と思ってやるしかない、と語る東ブクロ ©文藝春秋

 たぶん、渡部さんもそうやと思うんですよ。「もう終わってくれ!」と思っても、次々にニュースになっていくっていう。その波状攻撃が怖いんですよね。 

――やはり精神的ダメージが大きいものなんですね。

東ブクロ もう毎日のようにネットニュースになってたし、わざわざ「こんなこと書かれてますよ」みたいな情報を送ってくるヤツとかがおるんですよ。家族とかとも連絡取りにくかった。だから、渡部さんホンマ大変やと思います。

 自分が蒔いた種だから、自業自得ではあるんですけど、僕はそっち側の気持ちがわかるから、とりあえず、「なんとかなる」と思ってやるしかないと思うんですけどね、渡部さんも。