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《京都24歳女性刺殺》「サンリオ店アルバイトで市営住宅3LDKにひとり暮らし」下町で起きた“密室殺人”の謎

genre : ニュース, 社会

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「あの白いシートの裏で若い女の子が殺されてたなんてねぇ……」

 そう悲しげに語るのは事件現場の近隣に住む高齢女性だ。

 今月11日午後2時頃、京都市下京区下之町にある市営住宅の一室でアルバイトの山村留美乃さん(24)の遺体が見つかった。

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事件現場となった市営住宅 ©文藝春秋

Tシャツとショートパンツ姿で血まみれに

「発見者は被害者女性の叔母とその知人です。週末のアルバイトを無断欠勤したと知った叔母が心配し、山村さんが1人で住む部屋を訪れたところ、Tシャツとショートパンツ姿で血まみれになって寝室の布団であおむけに倒れている彼女を発見しました。叔母はすぐに110番通報して警察が駆けつけましたが現場で死亡が確認されました」(捜査関係者)

 冒頭の近隣住民女性が語る。

「ここら辺はいつも穏やかだから、殺人事件なんてびっくりです。ここの市営住宅は結構交流があって近所付き合いも多いんですけど、被害者の女の子は深くは知りませんでした。明るくて可愛らしい若い女の子が1人で住んでるなあという程度でしたね」

京都府警本部

 事件現場となった市営住宅は、京都駅から東に7分程度歩いたところにある住宅街にある。このあたりは崇仁地区と呼ばれ、京都タワーを望むことができる駅近の好立地だが観光客が訪れるような名所があるわけではない。

 この地域に昔から住んでいるという女性は「昔はみんな知り合いだったんだけどねぇ」と振り返る。