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ロンブー・淳「『ヒプノシスマイク』、これは俺好きなアニメですね」 地上波番組の作り方に、革命を起こしたワケ

テレビ番組「田村淳のコンテンツHolic」より

2020/11/10
note

 地上波、YouTube、Netflix他、数えきれないプラットフォームが無数のコンテンツを発信している世の中で今、見るべきものは何か。テレビやネットなど、様々なジャンルの垣根を超え活躍するロンドンブーツ1号2号の田村淳が、時代を席巻するクリエイターから、面白いコンテンツを聞く番組「田村淳のコンテンツHolic」より、一部を紹介する。

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 あら、なんか水野(雅之)さん、今日シュッとしてるな。

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水野 一応テレビ出るのは初めてなんで。

 来ましたね、MBSのエースが。

水野 すいません、エースって言っていただいて。

水野雅之(右):毎日放送プロデューサー 2000年入社。2020年最も企画が評価された『放送人グランプリ企画賞』を受賞した「プレバト!!」、他にも「林先生の初耳学」、「教えてもらう前と後」など、現在の毎日放送のゴールデンプライム帯の3つの番組を手がける。 ©MBS

水野 では1つ目のオススメコンテンツです。ドラマ「チャンネルはそのまま!」です!

 Netflix? 知らないなー!

チャンネルはそのまま!
2019年にNetflixで配信がスタートされた、北海道テレビ開局50周年ドラマ。「踊る大捜査線」を手掛けた映画監督本広克行と、「水曜どうでしょう」藤村忠寿プロデューサーがタッグを組み制作された。舞台は北海道のローカルテレビ局。主演の芳根京子さんが新人報道記者として騒動を引き起こしながら、テレビマンとして成長していくコメディドラマ。

水野 まず何が面白いかっていうと、次々と事件が起きるっていう王道系ドラマなんです。最近、「ドラマの王道」が再認識され始めている気がしていて、特に今年流行った韓流ドラマ「梨泰院クラス」とか「愛の不時着」とか、 “ここでこんな偶然の出会い起きる?”って思ったり……、日本のドラマだったらもう少し自然さを装ったりしますよね。でも、一時代前の、ベタでトラブル続きで都合がよいぐらいのレトロな感じが、実は心地がいいんじゃないかなと思うんです。

 視聴者のために綿密に練り上げた「不自然じゃない形」が、サービス過多になっていてシンプルではないってことですよね。わかるなー。だから俺、ドラマから離れたもんな。