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水野 実はこのとき北海道テレビは新社屋を建てていて、新社屋がちょうど建て終わって引っ越す前にこのドラマを撮ったんです。なんと、主人公のいる局は旧社屋を使っているんです!

 両方とも自社ビルなんだ!

水野 だから全然ロケの場所代はかからず、それでいてテレビ局のディティールも撮れる。

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 深いなー、この人たち!

水野 そうなんです。すごく考えられてるドラマですよね!

 そうなってくると、コンテンツを作る力は各テレビ局が持ってる。その力を、なかなかハンコを押してくれない自社の人に届けるよりも、「もういいや、他所でお金出してくれて俺たちの能力買ってくれるんだから、まずそっちで作ろうよ」っていう動きが加速していくんじゃないですか?

水野 そうなんです。だから地上波がオールドかどうかって考えるときに、僕らのモノづくりがオールドなのか、僕らのスキル不足なのかっていうのは話が別なんです。僕自身は、僕らのスキルや発想力については萎縮する必要はないって思っている。また、そう思ってる地上波の制作者が増えているような気がします。

©MBS

 テレビっていうもの自体がどう変化していくかわかんないけど、そこにいる作り手は新たな場所を求めて今まさに動き始めてるっていうことですよね。色々なテレビマンが今日の水野さんの話聞いたら、「そうそうよくぞ代弁してくれたよ」っていう感じになってると思うな。

水野 2つ目の紹介コンテンツは「6秒商店」です。

 あっ、知ってる! ありそうでないみたいなやつですよね。

水野 そうです。主にTwitterで見てもらうっていうことを意識してるから6秒なんですよ。で、紹介したいポイントは「強力な中毒性のある動画パッケージ」です。日常のあるあると、自分たちのクリエイティブな能力を掛け合わせて動画を作ってるんですけど、6秒で勝負してるだけあって説明がなくても楽しめるんですよね。

※「6秒商店」とは
映像を軸としてあらゆるエンターテインメントを作り出す集団チョコレイト制作。日常の「あるある」を上手く使い、あったらいいなという商品アイデアを生み出す6秒動画。

©MBS

水野 「6秒商店」は、Twitterで1個ずつクリックするっていうよりは、今見てもらったように、YouTubeで1個再生して、次の動画、次の動画ってずーっと再生されてく流れで見るのがオススメです。

 連続性を持って、ってことですね。