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“真ん中は落ち着かない”東京03が「コントの仕事をしたい」という夢をかなえた理由

NHK「コントの日」東京03インタビュー #1

2020/11/23

source : 文藝春秋 digital

genre : エンタメ, 芸能, テレビ・ラジオ

note

「コントの日」は「1年頑張ってきたご褒美。楽しいだけなんです」

――東京03にとって「コントの日」はどんな存在ですか?

飯塚 ロバート、チョコプラ、ロッチ……みんなすごいコント師ばかりで、ご褒美みたいな感じですね。1年、ある程度それぞれ頑張ってやってきたご褒美。たけしさんが一番上にいらっしゃってそのたけしさんとも交わらせていただける、ほんとご褒美でやらせてもらってる感じ。セットもすごい豪華だし。こういう仕事がしたくてこの世界に入ってきたんですけど、なかなかそうもいかなくて。毎年単独ライブを頑張りながら、そんな中で、やっと夢をかなえさせてもらった感じがしますよね。みんな面白い人たちばっかりだから、楽しいし。もう楽しいだけなんです。

 

――楽しいだけ。

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飯塚 で、本も面白い。毎年、その時の流行りとか、今回だったらコロナとかそういうのも含めてネタになってる。他にこういう番組ってあんまりないですね。出させてもらってうれしい。これで次、お声かからなかったらすげえショックだろうなって思いますもん。

角田 寂しいよ。

飯塚 もう3年目だし。これに出れるために頑張ろうってちょっと思いますけどね。

――劇団ひとりさんは、「自分さえ替わらなければあとのメンバーはどんどん替わればいい」とおっしゃってました。

飯塚 最低ですね(笑)。でもな~確かにちょこちょこ替わってるんだよな~。

台本を「自分で書く書かない」はあんまり関係ない

――普段の3人でやる時のコントは、基本台本は飯塚さんが書かれると伺いました。一方「コントの日」では、書かれている台本を演じる。飯塚さんの中ではいつもとは違う感覚ですか?

 

飯塚 そうですね。完全に違う楽しみ方ですね。単純に読んでて面白いし、自分なりに面白さを出せたらいいなって考えてます。ロバートの秋山くんと一緒にやらせてもらう時に、向こうがどう来るのかとか。それを想像するだけでもちょっとワクワクするし。ほんとうれしいですよね、この番組。だから、自分で書く書かないはあんまり関係ないですね。

――今回放送されるスーパーのコント「袋、いりません」は、リハもやらず一発撮りだったと聞きました。

飯塚 そうそう。

――すごい。