――趣味でコントを書いた!
角田 で、そこからいろいろオークラさんとも話し合って、リモート単独っていうのにちゃんとつながるんですけど。
――あのリモートライブ、すごかったです。あらゆるエンターテインメントがストップして皆さん大変な時に、こういうお笑いライブができるんだって。暗闇に光が差した瞬間でした。
角田 私も興奮しました。リモート単独をやろうと思うって飯塚さんから聞いた時、うおっ、て。
――飯塚さんにとって「コントを書く」ことは、仕事という感じもあまりないんですか?
飯塚 ないですね。それは本当に。楽しいんですもん。あの自粛期間中、高校の時にそれこそ趣味でネタ書いてた頃に戻ったんですよ。しがらみもない、別に単独でかけるわけでもない、誰に見せるわけでもない、ただただ楽しく書けたっていう。これじゃあお客さんは笑わないだろうなっていうネタも、その時書けたんですよ。それが楽しかったですね。
――戻ったんですね。高校生ぐらいの感覚に。
飯塚 そうそう。「ああ、この感覚」と思いました。ほんとに。
ピンで役者、3人で集まると最強のコントをやるのが「理想」
――かつて少し苦手だったテレビという存在と、今どうやって付き合っていこうと考えていますか。
飯塚 そもそもはやっぱりライブのお客さんを増やすための宣伝、告知の要素が大きいんですよ。テレビに出て名前を知ってもらって、お客さんに来てもらうということですよね。たぶん今もそうなんですけど。でも、角田さんがドラマでブレイクなさってて、やっぱり角ちゃんの役者としての活躍もうれしいし、見たい。だから、それはそれで頑張ってもらいたいなって思うんですよ。でも、そうなってくると、ライブって作る時間もかかるし、全国を回ったらそれはそれで何カ月もかかるから、その辺をこれからどうやってバランス取っていこうかなって。やっぱり角ちゃんの活躍は見ていたい部分あるんですよ。
角田 今、飯塚さんがドラマ出てますけど、それ見るのもすごい新鮮で楽しいんですよ。
飯塚 で、豊本さんは豊本さんでピンで役者の仕事とかやってもらえたら、一番バランスいいなと思うんですよね。
――ちょっと嵐みたいですね。
飯塚 (笑)。
角田 嵐か……。
飯塚 いやいや、「嵐か」じゃないよ。なんで受け止めたの。
角田 (笑)。
――でも、3人で集まると、最強のコントをやるみたいな。
飯塚 それが理想ですね。