1ページ目から読む
3/4ページ目

 当然のことながら、内親王と結婚するということは、非常に重い責任が伴う。天皇家と親戚関係になるということはもちろんだが、一般生活の経験のない眞子さまを、生活面でリードしなければならない役割が生じるからだ。

仕事はどうする? 拠点はアメリカか日本か?

 将来、彼がどんな仕事について家族を養っていこうとしているのか。生活の拠点はアメリカなのか日本なのか、それとも別の場所なのか。仲が良いとされる母親との同居も考えているのかいないのか、などなど、もっともっと小室氏が前に出て説明してほしい疑問点が多い。小室氏がより積極的に、理解を得ようとしない限り、秋篠宮ご夫妻や多くの国民たちの不安や不信感はぬぐえないのではなかろうか。眞子さまだけに責任を負わせるかのような、これまでの小室氏のやり方は「ずるい」と、さえ思う。これからは、小室氏が、この問題の主導権を握るべきではないのか。

学生時代に小室さんは眞子さまに出逢った
NYのフォーダム大学ロースクールに通学する小室圭さん ©共同通信社

 2011年10月、眞子さまが成年を迎えるに際して行われた記者会見でこんなやりとりがあった。記者から「先ほど、お父様のことで、昔と違って最近は丸くなってきたというようなことをおっしゃっていましたけども、どのようなとき、そのようなことをお感じになりますか。何かエピソードがあれば教えてください」との質問を受けた。これに対して、眞子さまはこう答えられた。

ADVERTISEMENT

「昔は全般的によく怒る、本当にもうそれしか言いようがないのですけれども、厳しいこともありましたし、厳しいことに関しては、厳しくしつけてくれたことに感謝しておりますけれども、導火線が少々短いところがあったと申しますか。でも、最近はめったなことではすぐには怒らなくなったと思っております」

眞子さまが成年をお迎えになるに当たっての記者会見 ©JMPA

「自分たちの立場を自覚してもらうことは大事」

 また、眞子さまが中学2年生だった2005年11月の記者会見で、眞子さまたちの教育方針を聞かれた秋篠宮さまは「娘たちには、もちろん今の自分たちの立場を自覚してもらうことは大事なことだと思っておりますけれども、基本的には今までお話してきたようにそれぞれの個性や関心事を伸ばしていってくれたらいいと思います」と、述べられた。

 子供たちの自主性を大事にしたい、個性を伸ばしたいという教育方針を、お子様たちが小さい頃から秋篠宮さまは重んじてこられた。だが、それは決して眞子さまたちを甘やかして育ててこられたということではないのだ。「昔は全般的によく怒る、本当にもうそれしか言いようがない」と、眞子さまが振り返っているように、どちらかといえば秋篠宮さまは、娘たちに厳しい父親だったようだ。